長瀞町特集
[埼玉県]
長瀞町は埼玉県の西北部、秩父山系の関門に位置し、町の中央を縦貫して流れる荒川の両岸に細長く開けた町です。
長瀞町の総面積は30.43平方キロメートルありますが、そのうち約60パーセントが山林で占められています。また、四方を宝登山(標高497.1メートル)、不動山(標高549.2メートル)、陣見山(標高531.0メートル)、釜伏山(標高538.6メートル)といった山々に囲まれ、これらの山を源とする沢は、それぞれ荒川に流入しています。
長瀞町は町の全域が、県立長瀞玉淀自然公園区域に指定されています。特に上長瀞から高砂橋に至る荒川の両岸は、国の名勝及び天然記念物「長瀞」の指定地域であり、なかでも広大な岩石段丘からなる「岩畳」は、多くの観光客や学生たちが訪れる場所として、親しまれています。
長瀞町のいいトコ!!
長瀞町で憩い・楽しむ
名勝及び天然記念物「長瀞」
長瀞は、岩石や木々、そして荒川の清流が織りなす、特有の美しさを持つことから、国の名勝に指定されており、関東を代表する景勝の地です。
同時に、長瀞で観察できる様々な岩石や鉱物、地質構造が、学術的価値を持つことから、国の天然記念物にも指定されており、「地質学の宝庫」と呼ばれています。また、地下深くでできた変成岩(片岩)を地表で観察できることから、地球内部をのぞくことになぞらえて、「地球の窓」とも呼ばれています。
さらに、秩父・長瀞地域は、明治時代から多くの地質学者が訪れ、先駆的な研究が行われたことから、「日本地質学発祥の地」と呼ばれています。

長瀞船玉まつり
長瀞の夏の風物詩である船玉まつりは、荒川の水上安全を願うお祭りです。河原に祭場を設け、祭典が行われる中、ちょうちんをつけた船「万灯船」が水上を行き交い、灯篭流しや花火大会が開催されます。

ロウバイ(宝登山)
早春の陽光を浴び、透きとおるような淡い黄色の花を咲かせます。花の少ない時期に厳しい寒さに耐えながら、凛と咲く姿はとても美しいものです。

ハナビシソウ 花の里長瀞
旧新井家住宅・郷土資料館の裏手、野土山の梺、10,000平方メートルの丘陵地帯一面に約100万本のハナビシソウが咲き誇ります。

紅葉
荒川・岩畳対岸では、秩父赤壁と呼ばれる絶壁から岩畳周辺の木々が鮮やかに色づき、水面に映り込む紅葉を楽しむことができます。

長瀞町の名所・文化
寳登山神社
皇子日本武尊が勅命によって東国平定の時、遥拝しようと山頂に向っている折、巨犬が出てきて道案内をしてくれました。その途中、東北方より猛火が燃えて来るのに出遇いましたが、巨犬が猛然と火中に跳入り火を消し止めてくれたことから「火止山」の名が起きたといいます。また巨犬は大山祇神の神犬であった事を知り、また防火守護のため火産霊神を拝し、その後山麓に社殿を建て三神を鎮祭し、これが寳登山神社の起源であると伝えられています。
| 電話番号 | 0494-66-0084 |
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総持寺
秩父鉄道・野上駅から西の山に向い、国道140号線を横切って10分位の所にあるお寺で、秩父七福神(福禄寿)の一寺です。

郷土資料館・旧新井家住宅
郷土資料館の常設展示では、パネル展示を中心に当町の歴史を大きく「太古」~「古代」~「中世」~「近世・近代」と4つの時代に分けて、それぞれの時代に沿って長瀞町の特色を見ていただけます。併設している「旧新井家住宅」は江戸時代中期の建築と考えられ、秩父地方における当時の養蚕農家の造りをよく留めており、国の重要文化財に指定されています。








