涌谷町特集
[宮城県]
涌谷町のいいトコ!!
涌谷町で憩い・楽しむ
延喜式内 黄金山神社
黄金山の産金を今日に伝えている神社です。この神社名は10世紀初めの『延喜式』に「小田郡一座」の官社として載るのが最初ですが、天平の産金当時、産金の功労者の一人に「金を出せる山」の神主が叙位されており、当時から存在していたことが伺えます。
境内には、天平の仏堂跡をはじめ、今日なお砂金の採れる沢、万葉歌碑、日本黄金始出地碑等があり、国史跡「黄金山産金遺跡」の中心地となっています。

天平ろまん館
天平21年(749)、陸奥国守の百済王敬福は小田郡より黄金が産出したことを報告、900両(約13キログラム)の金を献上しました。天平ろまん館では、日本古代史上に特筆されるこの「天平産金の地」を、今に甦らせています。
館内には「天平産金」をテーマにした歴史館、砂金採り体験場、直売所、郷土料理“おぼろ汁”が味わえるレストラン、多目的に使える研修室などがあり、公園内には気軽に抹茶が味わえ、茶会などにも利用できる茶屋「くがね庵」があります。

涌谷要害(涌谷城跡)
天正19年(1591)、伊達政宗の命により涌谷伊達家(亘理家)が入城し、涌谷伊達家の居館として整備されました。仙台藩では、重要な家臣の居館となった「城地の様な所」を「要害」などと呼んだので、「涌谷要害」といいます。明治維新を迎えるまで、地域の中心として機能し、現在は町の公園として親しまれています。現在も要害正面の登城路脇に設けられた石垣・太鼓堂が往時を偲ばせています。

涌谷町の名所・文化
箟峯寺正月行事
東北地方に数少ない宮座組織の当屋制による行事であり、正月25日(現在は1月第4週目の日曜日)の白山祭におけるお弓神事を中心にした民俗行事では、東北の庶民信仰を見ることができます。

涌谷伊達家墓所
霊屋5棟と、涌谷伊達家代々の墓石18基、及び石塔があり、江戸時代中期以降の墓制として一群にまとまっており、近代霊屋の構造を知ることができます。

長根貝塚
淡水性の馬蹄形貝塚で、縄文時代の早期から晩期までの貝塚文化層が残されています。発掘により宮城県で最初の竪穴式住居跡2基が発見されました。

涌谷町の特産・名物
おぼろ豆腐・おぼろ汁
軟らかく、なめらかな食感の「おぼろ豆腐」は、江戸時代末期に関西から来たお坊さんが、お寺のわらじ脱ぎ場になっていた豆腐屋へ作り方、食べ方を伝授し、それが地域に広まったと伝えられています。シイタケや油揚げと一緒に煮る「おぼろ汁」は、涌谷の郷土料理として昔から親しまれています。

純金茶
さわやかな味と香りを持つ「紫蘇の葉」に、「不老不死」として珍重された純金をお茶に入れ、味と香りを楽しむ純金茶です。

涌谷竜文塗
古来秘法墨流しの流動美から色彩と文様の調和を表した竜文塗が生まれました。竜文塗に色彩の改良を加えて「涌谷竜文塗」が誕生しました。








